てんてこ舞いのシングル介護

　月に一度しか、朝から夜まで自由になれません。
でも！近場の島なら、オカンのデイケア（９時～１６時半）の時間になんとか行けなくもないのです。

１２日の土曜日に、大島（高松市）へ行って来ました。
高松なので、近場とは言えないけど、高松から船で25分くらいです。
しっかし、一日に３便と限られています。１３時25分の船に乗らないと、オカンが帰ってくる時間に間に合いません；；
島も小さく見るところも少ないので、大丈夫かな？と


大阪から来る友人と高松で待ち合わせ。
１１時の船で大島に渡りました。



今回は風がちょっと強いけど、いい天気です


大島は、島全体がハンセン病回復者の療養施設「国立療養所大島青松園」になっています。
テレビなんかで見たり、なんとなく知ってはいたけど、島へ渡ったのはもちろん初めてです。

ETVで特集がありました。もう終わったけど、再放送が１９日にあります。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2013/1012.html


島に渡ったら、説明と案内が付いてツアーのように回ります。
お目当てのカフェに行くのはかなり難しそう
一応予約も出来るみたいなので、お願いしてみましたが、１３時の船は難しいと、、、
とりあえずは、説明を聞きながら作品を見て回ることにしました。

納骨堂から見る瀬戸内海はとても綺麗でした。



島の居住区でもある長屋の棟が並んでいるところに何箇所かに作品を展示しています。



長屋の一室に使われていた船。
この船の先には、海に捨てられていた解剖台が展示されてます。
亡くなった方達は、皆この解剖台の上に乗せられたと・・・


それから、ここで暮らした人の苦痛と思いが込められた生活の記憶の資料展示室もあります。







そろそろ見学も終わったころに、カフェから電話が！
やった！出来た？
と思ったら、船の時間には無理だという・・・
ん～～　友人も浜に出たがっていたし、、
「　母ちゃん！ゴメン！ (>o<) 」
船を次の便（最終）に変更して、オカンのデイケアへ電話。

家に帰るのが１７時半くらいになってしまうので、オカンを部屋のベットまでお願いしてしまいました。
オカンには「帰りが遅くなるから最後にしてもらってな。だけん、ちゃんとトイレ行っときなよ。」とは言っていたけど、ここまでになるとは

以前に一度だけ、仕事の都合でどうしても無理だったので、お願いしたのだけど、今度は遊びだもんねぇ・・・(ノ_;)

ちょっと後ろめたい気分だったけど、この島をゆっくり見ることができました。

瀬戸内芸術祭の期間中でも土日しかやってないカフェ。ランチはそのうちにの３日間だけなんです。



そのカフェの名前は「シヨル」　何語のなんていう意味？と思いきや、
さぬき弁の「やってます」でした！
他にも　「やんりょる」　「やっじょる」　とかも使いますヨ。(^。^)
でも「シヨル」が可愛いですね。



このランチのパンがすっごく美味しかったです！
昨日、ここのスタッフの方達が、この場所でコネコネと作ってたんだそうです。
ここの島で作られた野菜をいっぱい使ったシチューとサラダ。
それから、器の土もこの島のものだそうです。
入所者の方に陶芸の長けている方がいて、教えてもらいつつ皆で作ったそうです。




時間もたぷりあるし、何かデザート的な・・・と思って頼んだ「ろっぽうやき」
大阪から来た入所者の一人が、昔作ってたものをスタッフが入所者の方たちから聞いて、レシピを研究し再現したのだそうです。
もちろん、あんこはこの島で作ったもの。

焼き印の「おかしのはなし」がまた良いですよね。
どのメニューにもストーリーがあって、心うたれました。


　　　　　　　

と、ゆったりとした時間を過ごした後は、家へ直行！


「ごめ～～～ん！！母ちゃ～ん。　どーなんな？」　
家では、一応ベットの上で寝かされていたけど・・・　
まぁ、贅沢は言えないわな。。

オカン、「　ｐ＠　お　そかｔ　たなぁ。　腰　痛　イｗ　ー　ト　イレ行　い；。　」


「トイレ行ってなかったん？」

「＠＾行った　ケど　出ん　カッた、」

「娘さん、どこ行っとん？って聞かれた？」

「　遊　ビ　。；☓△　行っと　ル　や　言えん　が　ｎ　、」　


おやおや；；オカンに気を使わせてしまったのね　(^◇^;)